
ハセガワの 99式襲撃機を作ります。
パッケージ右上に書かれているのは[エアロマスター社製デカール入り]。

パッケージを開けると、ランナーの入った袋が見えます。
これがかなり小さい。
説明書で確認すると、実機の全長が 9.21mとなっています。
零戦が 9.06mなので、あのコンパクトな零戦とさほど変わらない大きさらしいです。
複座なのに。
実機が小さいから、キットも小さくなるという道理です。
クリアランナーも一緒に袋詰めされています。

デカールは別袋に納められています。
これがエアロマスター製のデカールか。
裏面に書かれているのはデカールの使い方。
ランナーの確認をします。

Aランナー。
主翼の上下。
少し寸詰まりというか、長さが短く見えます。
あと、ゲートのレイアウトがあまり見ない形状ですね。

Bランナー。
機体左側、水平尾翼の一方、プロペラはスピナーと一体になっているようです。
それと脚、エンジンカウル。

Cランナー。
機体右側と水平尾翼、エンジンは独立型、コクピットフロア、それに細かいパーツがたくさん。

クリアパーツは Dランナー(風防)と Eランナー(窓?)。

説明書は1色刷りで、レイアウトは現在と同じ。
内部に目をやると、組み立てのイラストが、レイアウトに合わせて角度を変えて描かれています。
すごい。
普通はイラストを決まった角度で描き、それをレイアウトするという手順のはずです。

デカール&ペイントガイド。
このペラがあるからでしょう、説明書には塗装指示図がありません。
そしてこのペラがひどい。
説明が英文で(図示することなく)書かれているのです。
Overall JAAF light gray with irregular dark green squiggles applied to upper surfaces.
Inboard leading edges of wings yellow.
Spinner is reddish brown.
ちょっと不親切に過ぎないですかね。

「エアロマスター製」のデカール。
品質は、見た目に「驚くほどよい」とは思えません。
四隅にトンボが入っていてそれが微妙に(0.2mmくらい?)版ズレしていますが、実用上問題はなさそうです。